ナルコレプシーの原因
ナルコレプシーの原因は不明
ナルコレプシーの発病原因はまだ不明ですが、ナルコレプシーになりやすい「遺伝的要因」とストレスなどの「環境要因」が絡み合って起こると考えられています。
発病のきっかけは、外傷や手術による頭部の大出血、睡眠不足が長く続いた時など、強い身体的ストレスが加わった直後に発症する場合がありますが、まだはっきりとはわかっていません。
①遺伝的要因
日本人のナルコレプシー患者の場合、ほぼ全員の白血球の血液型(HLA)の中のDR15が陽性だったことから、これが何らかの原因になっているのではないかといわれています。
HLAは遺伝するため、家族にナルコレプシー患者がいると一般に比べて発病率が10~40倍になるそうです。
しかし、最も遺伝子の近い一卵性双生児のケースでは、双生児の両方が発病している例は16組のうち5組しかなかったことから、ナルコレプシーの発症には遺伝的要因以外にストレスなどの環境要因も関わっているのではないかと考えられています。
②オレキシン(ヒポクレチン)の関与
オレキシンは脳の視床下部から分泌されるタンパク質の1つで、食欲をコントロールする作用があります。
最近この遺伝子に変異が起きて働かなくなると、ナルコレプシーの脱力発作に似た激しい症状が引き起こされることが動物実験で明らかになりました。
また、人間の場合でもナルコレプシーにかかっている患者はオレキシンが消滅していることがわかっており、オレキシンが何らかの関係があるのではないかと見られています。
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